ものづくりの魅力に目覚め、
法学部から現場監督へ
リーマンショック世代の私は不況の影響を受け、就職浪人を経て森崎組に入社しました。法学部卒なので土木、建築の知識は一切ありませんでしたが、一からものをつくる楽しさに魅力を感じ、現場監督という仕事に挑戦することを決めたのです。入社から10年以上が経ち、手がけたものが地域に残り、そこに暮らす方々の役に立つ喜びを改めて実感しています。
入社当時は数十年、場合によっては百年も使い続けられるものづくりに携われるとは思いもしませんでした。私がここまで続けられたのは、やればやるほど、この仕事面白みがわかったから。そして、経験を積むほどにもっと腕を磨きたいと欲が出るから。この仕事の醍醐味を知ってしまったんでしょうね。
自治体などの顧客と
協力会社の間に立ち、
司令塔として活躍
私が現場に立ったのは入社1年足らずと早く、本格的に現場監督を名乗ったのは2年目からでした。最初は上司、先輩のもとで街路樹の伐採など簡単な現場から始め、並行して「土木施工管理技士」の資格取得のための勉強も開始。2級に続き、2020年には1級を取得したのですが、これを機に主任技術者や現場代理人として責任ある役割を担うようになりました。
現場監督はその名の通り、現場管理全般を担うポジションです。自治体などの顧客との協議、測量、出来形(施工が完了した工事箇所)や品質の管理、関連書類の作成などが主な仕事。現場で作業する大工や石工、土工といった協力会社の管理にも携わり、それぞれの仕事が安全かつスムーズに進むようコントロールするのも重要な仕事になっています。